非行歴・犯罪歴のある方の採用・教育支援|(株)ヒューマン・コメディ

『Chance!!Vol.25春号』ご挨拶に代えて

 

 

昨年の私の漢字一文字は「離」。「自分が一番ラクでいるために、物事や重い気持ちを手離す」ということです。具体的には、断捨離して家中を気持ちのいい空間にしたり、自分一人では減量できないので、プロの友人にコーチをお願いしたり、苦手なのにできると言って引き受けた仕事への執着を手離したりと、つねに「離」を意識しました。

また、IT関連の話が死ぬほど苦手なため、友人とITコンサルの契約をし、彼女にIT管理会社との窓口となってもらったのですが、これが今週になって結構な事態を引き起こしました。なんと、この8年間、WEBやメールサーバーを管理・サポートして頂いたその会社から、今月末で契約を切られることに。私には「物事を溜め込んでからまとめて1回で済ませようとする」悪い癖があり、私の説明不足や配慮不足のせいで先方を怒らせてしまったことが原因です。けれどもそもそもは、私がその会社に対して自分の要望をうまく伝えられず、長年抱え込んだまま根本的な解決のために向き合わなかったことが彼らへの後ろ向きな姿勢となり、今回の結果に繋がったのだと思います。

メールで終わりを告げられたときには青くなりましたが、やってしまったことは仕方がない。無礼を重ねてしまったことをお詫びし、長きにわたって親身にサポートして頂いた感謝を伝えて、今月末までよろしくお願いしますと返信しました。

そして今回の出来事を期に、私はこの悪癖をやめようと決めました。「物事をまとめて1回で済まそうとする」のは、無精かつ合理的な性格もあるけれど、「完璧な自分を見せたい」という、見栄とプライドと傲慢さの表れ。それを手離してこまめに状況を伝えると、この場で宣言しましたよ! 私の周りの皆さま、理事の皆さま、今までごめんなさい!!

宣言といえば前回の宣言どおり、この3ヶ月間で札幌、東北、東海地方の8つの刑務所と5つの少年院を訪問させて頂きました。いまある行政の制度に『Chance!!』の応募を組み込めるように動いていますが、そんなにうまくはいきません。でも、相手には相手のルールや事情や思いがある。それを理解し、自分にできることを進めます。

そんな私の今年の漢字は「昇」。このまま突き進みます。後押しくださいますよう、よろしくお願いいたします。

2024年3月1日
Chance!!編集長 三宅 晶子

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