受刑者・出所者等を雇用する企業のための採用支援
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公開日:2019年5月1日


こんにちは、営業の田中です。
今回は全国に6ヶ所しかない少年刑務所のうちの1つ、北海道の函館少年刑務所に行ってきました。東京ではまだ雪の気配などありませんでしたが、空港を降りたら一面真っ白な景色が広がり、ザクザクと雪を踏む度に「こういう場所に拘留されている人もいるんだよなぁ…」と当たり前の事を改めて考えました。

いつも一番安い航空券を購入するので曜日や時間は完全にフライト合わせになります。函館には前日に到着して例外なく翌日早朝の飛行機で戻る事になりますが、施設側にご配慮いただき朝イチでお時間をいただきました。

当日は所長、分類担当、就労支援担当の方とお話をしてきました。受刑者向けの求人には土木建築関係が確かに多くなりますが、実際はそれだけではありません。就労支援担当の方が受刑者の話をよく聴いてみると、しっかりと反省した上で「あんな仕事で人の役に立ちたい」「こんな仕事で社会の役に立ちたい」と、とっても明るい希望がたくさん出て来るのだそうです。

受刑者の未来について語る就労支援担当の方の暖かい眼差しと力強い姿勢には感銘を受けました。その後も「その未来を潰さない社会づくり」について施設の方々と熱く語りました。

「その未来を潰さない社会づくり」その意味では僕と施設でお会いした職員の方々は同士だと思うのです。距離はあるし立場だって違う。向こうは公務員でこっちは前科者。でも、その間で生まれた前向きなエネルギーによって世の中の何かが少しでも変わって、そしてそれが微力ながらもどこかの誰かの役に立つ、そんな素敵な世界を想像していたせいか、帰りの飛行機はあっという間でした。

函館で作られるマル獄シリーズは有名で施設の横には展示場もありました。
購入した小袋は、今でも仕事道具とセットで僕を助けてくれています。

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三宅 晶子
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